創業148年を誇る道具小売店、叶シ勘本店。「西勘」の刻印が入った左官こてや刃物類はその品質の良さに定評があり、全国に知れ渡っている。

「うちの左官鏝や刃物類他のものとどう違うのかとよく聞かれるのですが、それは使ってみなければ解らないでしょうね。左官鏝や刃物に限らず、道具本来に問われるのは質の高さ。それを保持する為には職人一人ひとりの高度な技術が必要になってきます。うちの商品が手作りの部分をかなり占めるのは、その職人技を生かす為なのです。」

 こう話してくれたのは、専務の水谷典正氏(六代目)。現社長・賢二さんのご子息で、叶シ勘本店の経営を切り盛りしている。

 「西勘」左官鏝の生産量は多くても一ヶ月に10丁ほど。手仕事で丹念に仕上る為大量に生産する事はできないが、買ったら向こう10年は使える逸品揃い。また他社メーカーの刃物にも「本刃仕上げ」と呼ばれる加工が施され、研ぎ師が一本に一時間かけるという拘り様だ。

 水谷氏曰く。

「たとえ輸入物の刃物にしても、西勘として誇れる形で売る。それがうちの方針です。たとえば左官鏝にしても職人に任せておくだけだと、左官職人が本当に欲しいものはできてきません。当然のごとく工場生産するには鋳型というものがありますからね。ところが、この鋳型にはないオーダーメイドの鏝を必要とする左官職人さんもいる。ですから、そういうことにも対応できる職人さんとお付き合いしているわけです。」

 まさに、こうしたことは「品質の追求」を社是に掲げる西勘本店の真骨頂と言えるのではないだろう。当社の工事部に所属するベテラン左官職人もこう絶賛している。

「西勘の鏝は鏝離れが良いし、コシがあるから特に仕上がりが綺麗だね。持ちも良いから、修理は柄の交換くらいで長く使ってるよ。」

 プロをも唸らせるこの品質、西勘のこだわりが確かな信頼性を約束するのだ。

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